「家族との信頼関係があれば何でも好きな仕事ができます」家族を軸に好きなことを仕事にするパラレルキャリア


今回のトークライブのゲストは田中美帆さん。

あいのりのMIEさんといったら「あの!」と思い出す方が多いだろう。

10年ほど前のことだそうだが、あいのり世代なら誰でも知っている存在だ。

現在は、主婦を本業にしながら、「関西美活サークル」というコミュニティーの代表を中心にパラレルキャリアで活躍している。

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関西美活サークルHP



主婦であり、ママであり、アメブロのトップブロガーであり、メガネのプロデューサーでもある。

家庭を軸に、家族との時間を大切にしながら活動する毎日。

まわりからは「仕事をメインにしている」と言われてしまうほど仕事を楽しんでいるのだそうだ。

 

【1】若いうちは何でもやったほうがいいんじゃないかな

Q.パラレルキャリアを始めたきっかけは?

「何がスタートなのか?と聞かれると難しい…」と田中さん。

10代の頃、とても多くのアルバイトを経験したという。

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「いろんなところから収入があった方がいいと思っていた。ひとつの仕事にしぼってしまうと、それがなくなれば無収入になってしまう。ひとつの仕事で多くの稼ぎがあってもいいけど、そこに執着(依存)しなくても自由に生きていけるんじゃないか、と10代の時から思っていた。」

中学3年生終わりの春休み(15歳)の時から始めたというアルバイトは20を下らない。

アルバイトを掛け持ちして、別のアルバイトことに興味が湧いたらそれをやるためにどこかを辞めるという感じだったと当時を振り返る。

友達からは「また変わったの?」「いつも何やっているかわからないよね」と言われるような女子高生だったそうだ。

 

高校を卒業した田中さんは布団メーカーに就職します。

そこでもアグレッシブな性格を発揮する。

2年ほど経ったとき、「私はこのままじゃいけない!」と思い立って「やっぱりタレントを目指したいから辞めます」と上司に辞表を提出。

このときは会社から「パートの育成をしてくれたらいつ休んでくれてもいい。融通するから続けてほしい」と慰留されて継続することにしたという。

「(自分も)今までスムーズに来たわけではない。若いうちは何でもやったほうがいいんじゃないかと思う。」

こう言えるのは、多くの経験を積み重ねてきたゆえですね。とても説得力があります。

それが今の仕事にとても生かされているとのこと。

 

このような田中さんですから、「今までパラレルキャリアを特に意識してこなかった」というのも納得です。

「10代の時から並行していろんなことをやってきているので、結果として(パラレルキャリアとして)ずっと続いているのかなと思います。パラレルキャリアをやっていない人の方が少ないんじゃないかな。気づいていないだけで、みんな何かしらやっているんじゃないかなと思う。」

 

Q.仕事を変えようと思ったとき、どういう観点で決断しているのですか?

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「〝自分がどうしたいか〟で最後は決めています。
あの人に迷惑がかかるとか、私が辞めることで穴があくとか、残った人の負担が増えるかもと考えるけど、そう考えていると何もできなくなってしまう。
私の人生は私しか生きられない、今決断しなくて1年2年続けたとして何が変わるんだろう?と考えたら何も変わらないなとも思いました。いきおいですね最後は。でも、辞めるまではいろいろと考えますよ。」

「『何かここはちがうな、自分のステージじゃない。ちょっと違和感を感じるな』ということは誰にでもあると思う。友達関係や仕事などもそう。例えば洋服でも「気に入ってたけど、あれっ?似合わなくなってきたな」ということがあります。その時にそれを着つづけるのか捨てるのかの差ですね。自分の直感を信じて行動するのかしないのか。そこがスピードの差となって現れるのだと思う。」

 

【2】家族が軸。家族が嫌がることは自分がやりたいなと思ってもしない

Q.パラレルキャリアで生きる上で大切にしていることは?

家族が軸。家族が嫌がることは自分がやりたいと思ってもやらないと決めています。」

〈家族の思い〉や〈家族との時間〉を大切にしたい、と考える田中さんはどうしてもやりたいことはご主人と話し合って決めるという。

「パートナーの考えを大切にすることって、独身の時にはあまりなかった考え」と自身を振り返る。結婚して考えがガラッと変わったのだそうだ。

「結婚したら自由がなくなると思っていた。子どもができたら自由がなくなるから今のうちに何でもやっておこうと突っ走ってきた。でも、結婚してからもぜんぜん(問題なく活動)できます。」

「家族との信頼関係があれば何でも好きな仕事ができます。子どもがいるからできないというのは言い訳です。自分次第で時間はつくれますし、やりたいこともできる。」

「結婚してからほんとに変わったんです。それまで〝人生もっとがんばらないと〟と生き急いでいました。人から『すごいね、楽しそうだね』って言われても、自分の中ではぽっかり穴が開いていて、全然満たされていなくて、まだまだだと思っていました。結婚してその穴が埋まったんです。」

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「(子どもという)私がいなかったら生きていけない存在ができた。〝愛おしい〟という言葉でも足りない存在に出逢えた。そうしたら私の中で母性が爆発したんです。今まで気づけなかった〝私の優しさ〟に気づいてすごく穏やかになりました。」

その幸せをまわりの人たちにも還元したいと田中さん。

その思いは、自身が運営する「関西美活サークル」に現れています。

 

【3】自分の好きなことを仕事に結びつけている。楽しみながら仕事をできる人が増えたら世の中〝幸せ〟なんじゃないかなと思う

田中さんの仕事のメインは3年前に立ち上げた「関西美活サークル」だ。

来年2月で丸4年となる。

共感が共感を呼び、関西を中心に東京や名古屋でも広がり、今やメンバーが2000人ほどになっているという。

元々は〈美意識の高い女性向けのコミュニティー〉として立ち上げたのですが、現在は自身の価値観の変化もあって「女性の力で関西を元気に」をテーマに〝自分らしく幸せを感じながら生きていく女性が増えればいいな〟という思いで活動しているという。

「ビジネスとしてやりたいと思って始めたものではない。〈幸せになる〉〈自分らしく生きる〉〈新しい仕事に結びつく〉といったことのきっかけになれたらいいなと思ってやっています。わざわざ時間をかけて集まってくれるメンバーたちが喜ぶことを大切にしている。」

この〈美活サークル〉を始める後押しをしたのはご主人なのだそうですよ。

田中さんが自宅でアロマセラピストをやっていたときのこと。

「私らしくないな、ちょっと違うな」と思い始めたためご主人に相談したとき、「もうちょっと広いフィールドで何かやった方が伸びるんじゃないか」「いろいろやれることあると思うよ」とアドバイスしてくれたのだそう。

ご家族の理解って、とても大切ですよね。

関西美活サークルは、田中さんにとって〈心から楽しみながら仕事できる場〉なのだそう。

 

【4】仕事をする上で大切にしていることは?

「わたしの仕事って〝人と人とのつながり〟で今まで生まれてきているんです。何かしたいなと思ったときに、いつも誰かがつないでくれて実現していきました。

〈自分をつくらずにいよう〉とずっと心掛けています。誰に対しても同じように接して、自分をつくらず、大きくも見せないようにしています。」

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「自分を大きく見せると、(その)〝大きく見せている自分〟に対して人が集まってきます。そうなってしまうと自分(の気持ち)がしんどくなる。私は(期待されるほど)すごくないねんけど…みたいな感じになってしまう。(私には)出来ないところもあるし、ダメなところもあります。それをさらけ出した上で一緒にいてくれる人っていうのは、素の自分(私)を好きでいてくれている。こういう人を昔から大事にするようにしています。」

 

今は〝人間力〟が浮き出てくる時代」と田中さん。

 

「今の時代はブログ(やSNS)があります。そこで、自分が持っている〝熱い部分〟を出すのはすごくいいことだと思っています。それに共感してくれた人は離れていかないし、何かあったときに一緒にできる(支え合える)人たちだと思う。」

「何の仕事でも、商品にお客さんがつくのではなくて、人につく時代になってきています。自分のことを知ってもらって、「あなたの商品だから欲しい」と思ってもらうこと。媚を売って自分を好きになってもらうのではなく、良さをいっぱい出しながらも、自分のコンプレックスのようなところも出してその上で好きになってもらうことが大事だと思っています。」

 

【5】家庭と仕事の両立について

「大変です。やっぱり子育てしながらだと時間がないので…。今日やらないといけないこと、今日やりたいことは必ずリストアップしています。大変ですけど、楽しみながらやるしかない!」

「いつも〈一瞬を一瞬を見逃さないように生きよう〉と思っている。生きたくても生きられない人もいる。一生懸命生きないとその人たちに失礼です。私は、はるにお空からに見られても恥じない生き方をしたい。」

田中さんは、生後6か月の長女はるかちゃん(はるちゃん)を病気で亡くしました。

その時の心情を綴った本〈My Happiness Rule 179日のいのちが教える「私の幸せ」の見つけ方〉が反響を呼んでいます。

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田中さんのお話をお聞きして、《あなたが何気なく過ごしている今日は、昨日亡くなった人があれほどほしかった明日》という小説の一節を思い出しました。

パラレルキャリアを実践している人は、何気なく過ごす時間なんて持っていない。

みんな、とても時間を大切に、そして工夫していらっしゃいます。

時間とは〝命〟そのもの。

大切にしたいですね。

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田中美帆さんブログ

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179日のいのちが教える「私の幸せ」の見つけ方 My Happiness Rule


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